オート・フルオートの違い
給湯器の中でも、追い焚き機能がついている「ガスふろ給湯器」や「温水暖房熱源機」は、主にオートとフルオートの2種類のタイプがございます。交換する際には、基本的な自動機能が備わっているオートタイプと、さらに快適に入浴したいという希望を叶えるフルオートタイプからお選びいただけます。
オートの標準機能

オートタイプは、お湯はりと保温が自動になります。
お湯はりはスイッチを押すと追い焚き口からお湯が出ます。設定水位までお湯が溜まると、お知らせ音と共にお湯が自動で止まります。
追い焚きはスイッチを押して手動で開始することもでき、自動機能がONになっている場合は設定時間ごとにお湯の温度をチェックし自動沸きあげを行います。
お湯が少なくなっている場合は、「たし湯」スイッチを押すことで約20Lのお湯をたすことが出来ます。
フルオートの標準機能

フルオートタイプは、お湯はりと保温・たし湯・追い焚き配管洗浄が自動で行われます。
お湯はりはオートタイプ同様、設定水位までお湯が溜まると自動で止まります。またフルオートタイプの場合は水位センサーがついていることにより、残り湯がある場合のお湯はりでも浴槽からお湯が溢れません。
フルオートだけの機能
自動たし湯機能
「他の人が入浴した後、お湯が減っていてお湯を足さなければならない」というお悩みを解決!


自動たし湯機能は、浴槽のお湯をたっぷり使い水位が下がってしまった場合でも、次に入浴する人のためにお湯をもとの水位まで自動でたすことが出来ます。
自動沸きあげ機能
「他の人が入浴した後、お湯がぬるくなっている」というお悩みを解決!


リンナイでは「自動沸きあげ機能」、ノーリツでは「ごきげんオート」という機能名となります。
自動保温機能がONになっている場合でも、入浴したタイミングによってはお湯がぬるく感じることがあります。また、冬の時期は10分間入浴すると湯温が1℃下がることもあり、手動で追い焚きをする必要がありました。
この自動沸きあげ機能があれば、入浴を検知するとお湯が冷める前に追い焚きを行います。ぬるいと感じる前にお湯が温かくなるため、冬でもあとから入浴する人が快適にお風呂に入ることが出来るのです。
自動追い焚き配管洗浄
「追い焚き配管の汚れが気になる」というお悩みを解決!


追い焚き管の中にはどうしても入浴時のお湯が残ってしまい、そこで細菌が増えやすくなります。皮脂やせっけんカスなどが蓄積すると、配管の中も汚れやすくなります。
そこで自動追い焚き配管洗浄の機能では、排水時に毎回5Lのきれいなお湯が流されます。追い焚き管内に残ったお湯、皮脂や汚れを洗い流すことができ、汚れたお湯が残らず、次にお湯はりをする時にもきれいな配管を通ってお湯が出てくるので安心ですね。
オート・フルオートの比較
機能 / タイプ | フルオート | オート |
---|---|---|
自動湯はり | 〇 | 〇 |
自動追い焚き | 〇 | 〇 |
自動たし湯 | 〇 | × |
自動沸きあげ | 〇 | × |
自動配管洗浄 | 〇 | × |