お湯も水も出ない時!原因と対処方法について
お湯が出ない時は、お湯を沸かす機器である給湯器の故障も考えられます。しかし、水も出ないとなると、なんらかの理由によって蛇口まで水が供給されていないことになります。
まずはいくつか確認して頂き、ご紹介する対処方法を試してみてください。
お湯も水も出ない時
蛇口を捻ってもお湯や水が出ないという時は、給湯器の故障以外が考えられます。いくつか確認を行い、原因を見極めて対処しましょう。
断水していないか確認する
断水している場合は、以下の対処方法を試してみてください。
まずは給湯器の給水元栓を閉め、給湯器内に汚れが入らないようにします。
断水が終わったあと、蛇口の水側だけを捻り、汚れが出なくなるまで水を流し続けます。水がきれいになったあと、給湯器の給水元栓を開け、お湯が出るか確認しましょう。
電気温水器・エコキュートの場合、 タンクが満水ではない時に焚き上げが開始されてしまいエラーの原因にもなります。これを防ぐ為に、給湯器の給水元栓を閉める際に漏電遮断器を切るようにします。
断水が終わった後、電気温水器・エコキュートの場合、 きれいな水になったのを確認してから一旦タンクに水を入れていきます。
タンクの水が問題ないか、電気温水器の給水元栓を開き、逃し弁レバーを上げて確認します。問題がなければ逃し弁レバーを下げ、本格的に水を入れていきましょう。
満水になっているのが確認できたら、 漏電遮断器の電源を入れることで問題なくお湯が使えます。
凍結していないか確認する
寒い季節は凍結していないかどうかも確認が必要で、もし凍結しているとわかった時には無理に使わないようにしましょう。
自然に解けるのを待つ
凍結してしまった場合は、基本的に何も手を加えずそのまま放置し、自然に溶けるのを待ちます。この時、運転スイッチを切っても良いですし、給湯器のガス栓を閉めて供給を止めるようにしておきましょう。
朝は寒いので凍った配管内の水は溶けにくいのですが、日中になってくると気温が上がり、それと同時に溶けていきます。凍結がなくなると、水やお湯が出てきますので、機器や配管から水漏れしていないかどうか、異常がないかを確認したら通常通り使用しても大丈夫です。
ぬるま湯で解凍する
自然に解けるのが待てない時、急いで使いたい時はぬるま湯で解凍するという方法もあります。
運転スイッチを切りにするところまでは放置の時と一緒なのですが、その後台所の給水栓を少し開けておきます。
その後ガス栓と給水元栓を閉めて準備をし、30℃から40℃くらいのぬるま湯をゆっくりとかけていき、配管を温めるようにしてください。
注意点は、配管を早く温めたいからといって熱湯をかけてしまうと、配管が破裂する原因になります。
また、ぬるま湯をかける方法はあくまで緊急時に行う方法であるため、基本的には自然に溶けるを待つのが安全です。
凍結は事前に対策しておく!
凍結してからではお湯が使えない・配管が破裂する可能性もあり大変ですので、寒い地域に住んでいる方や寒い日だと事前に予報でわかっている時にはあらかじめ対処しておきましょう。
凍結防止機能
電源プラグ を使用している機器は、凍結防止機能が搭載されています。
追い焚き機能付きの場合、追い焚き管が凍結しないよう追い焚き口より上5cmまで水を溜めておきます。気温が5℃以下になると自動で水を循環させ凍結を予防します。
また給湯器内部にある凍結防止ヒーターで配管を温めて凍結を予防します。
※寒冷地の場合は、寒冷地仕様の給湯器を選びましょう。
配水管の凍結予防
給湯器の凍結防止機能はあくまで本体や追い焚き管等の保護となるため、蛇口や給水管の凍結予防としては効果がありません。その対策として、蛇口から4mmほど水を流し続ける方法があります。また、給水元栓の辺りに保温材を巻いておきましょう。
もし長期的にどこかへ行く時には、給湯器の水抜きをしておくと凍結防止になります。
止水栓・ガスの元栓を確認する
水道修理をした際などにもよくある、止水栓・ガスの元栓の開け忘れ。
また、特定の蛇口のみ水やお湯が出ない場合、蛇口近くにある止水栓が閉まっている可能性があります。 または中途半端にしか開いていない場合もあります。
蛇口を交換したりメンテナンスしたり、子供が回していたという場合もあります。または引っ越しした後など、そのまま止水栓が閉まったままで使えないということがあります。
給湯器の給水元栓やガスの元栓が閉まっている場合、給湯器でお湯を作る事ができませんので、開いているか今一度確認をしましょう。
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